大井川鐵道 Part4

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大井川鐵道では、この頃からいろいろなイベントも行っていました。
Jazz Train や 結婚式列車、SLの撮影会等々。
また、金谷千頭間の貨物列車が廃止された。
そして、金谷千頭間全通50周年、SL乗車100万人を突破していくことになります。

(各タイトルは、発売事項・発売日の順です)


駅スタンプ集記念乗車券No.1 S56.9.15. 
2017.6.25.追記



駅のスタンプ集記念乗車券というシリーズ物が登場しました。
第1弾です。

スタンプとしては、金谷駅、電車しらさぎ、SL列車乗車記念、新金谷駅、神尾駅が
乗車券・入場券付で紹介された。




駅スタンプ集記念乗車券No.2 S56.11.1. 
2017.6.25.追記



11月には第2弾が登場した駅のスタンプ集記念乗車券シリーズ物です。

今回は、家山駅A・B、塩郷駅、下泉駅A・Bが乗車券付で紹介された。




金谷〜千頭全通50周年記念乗車券6枚 S56.12.1. 
2017.6.25.追記



大正7年の設立以来、昭和6年に金谷千頭間が開通し50年を迎えた50周年記念切符。

写真でその歴史を顧みると、
まだ、周囲が開けたままの千頭における開通式や、大井川の川越時代の絵図、幾度となく見舞われた水害の状況、
昭和24年には既に電化されE100型の電気機関車の導入に電車化、
グリーン客車を牽引し直通で大井川鐵道に入線していくC56が見られる。

水害の写真は、凄いことになっていますね。よくぞ復旧・蘇ってくれたものだと思います。

電車化の写真では、腕木信号を女子職員が操作していたようです。

50年間の貴重なシーンの見れる記念切符でした。




駅スタンプ集記念乗車券No.3 S57.1.15. 
2017.6.25.追記



1月には第3弾が登場した駅のスタンプ集記念乗車券シリーズ物です。

今回は、田野口駅、駿河徳山A・B、千頭駅、ミニSL列車1275形の乗車記念が
乗車券付で紹介された。




大陸鉄道展記念乗車券・入場券5枚 S57.2.10.



昭和56年の12月、千頭駅を会場とした大陸鉄道展が開催された。
その時の記念乗車券と入場券。

大井川鐵道では、C56を始め、9600型、C12型、2100型等、大陸ゆかりのSLを保存していることがあり、
今回の開催となった。
あじあ号を始めとする大陸鉄道関連物が多数展示された。

写真には、当時の各乗車券、急行券が映し出されている。




駅スタンプ集記念乗車券No.4 S57.3.1. 
2017.6.25.追記



3月には第4弾が登場した駅のスタンプ集記念乗車券シリーズ物です。

今回は、2100形SLの乗車記念、奥泉駅、寸又峡温泉、井川駅A・Bが乗車券付で紹介された。

井川駅までたどり着いたので、これで、このシリーズは最終だったのでしょう。




高性能ディーゼル機関車ロートホルン型新造記念乗車券5枚 S57.3.22. 
2017.6.25.追記



20年ぶりに新造されたロートホルン型機関車の記念の乗車券。

写真では、DD20型1号機や三叉峡の橋梁を渡る姿、関の沢を渡る姿、
井川ダムをバックに走るシーン、井川線機関車の並びが紹介されています。

DD20は、カミンズエンジンに、自動水まき、自動砂まき、曲線での前照灯自動首振り、
ブレーキも本線用の空気ブレーキを備える強力な機関車なんですね。

現在も、主力として活躍しております。




千頭郵趣会大井川鉄道井川線新型ディーゼル機関車登場記念押印 S57.3.22. 
2017.6.25.追記





これは、郵便局が発売した新型機関車の記念もの。

井川線に新型機関車が登場したことを記念して、郵便局から発売された。

内側には、井川線の紹介や各種郵便切手の記念押印がされているもので、
ちょっと変わった記念ものでした。




ポストカード普通入場券千頭駅C56−44流し撮り S57.6.1. 
2017.6.25.追記



昭和57年頃、千頭駅で発行されていた入場券。
裏がはがきになっていました。

この千頭駅の入場券もいろいろありますね。




SL列車乗客600,000人突破記念乗車券2枚 S57.8.15.




昭和51年にSL保存列車の運転を開始して以来、
昭和56年8月6日に乗車人員60万人を迎えた記念切符。

大判の記念切符には、当時、保存されていた7機のSLが紹介されている。

ただ、この頃、今後、このSLの動態保存はどう進んでいくのかな、という感じでした。



展望客車完成記念乗車券3枚 S57.11.1.



昭和35年に姿を消した展望客車。
かつては、国鉄の優等列車の後部に連結されてました。

昭和57年10月14日、大井川鐵道では、この展望車を製作、発車式を行った。
その時の記念の切符です

写真では、神尾の岩肌や客車内部の様子が紹介されています。

一度、乗ってみたい車両ですね。まだまだ、現役です。



さよならオープンデッキ客車記念乗車券5枚 S58.08.01.



昭和58年8月1日、
両端オープンデッキであったスハフ1型が”さよなら”となった。

昭和28年に5両製作された客車で、井川線の沿線と合わせてみて、このデッキ部は非常に人気が高かった。

この時の切符には、
後部展望車スロニ200形が展望可能で、
また、アプト完成後の将来には、前面展望の制御客車関連のことも書かれていた。




SLと2階バスの旅記念乗車券4枚 S58.9.15. 2017.6.25.追記



昭和58年頃、2
回建てのバスが多く大井川鐵道のSLの旅にやってきたことを記念した記念乗車券。
名鉄や中央観光の2階建てのバスとSLとの対面写真が撮影されている。

SLを行程に組み込み、旅そのものを楽しむ組み合わせが人気を呼んでいた。




'83JAZ TRAIN 運転記念乗車券@〜D5枚 S58.10.15.



昭和58年7月23日、ジャズ トレインが運転された記念の切符。
本格的な演奏列車として、日本初だったという。

写真では、福用を走る姿や、昨年完成した展望車での様子、車内の雰囲気が紹介されました。
テレビでの放送もあったのか、いくつかのカットが見られます。

当時から、いろいろなイベントを行っていますね。



'83イベント列車特集記念乗車券6枚 S58.11.11.



突然発売されたような感のした記念切符でした。
この年運行した主なイベント列車を紹介。

紹介されたのは、この年の夏から運転のロマンスカー3000形海水浴列車なぎさ号。
新金谷よりバスで静波に直結していました。

次は、電車牽引の展望客車。人数に応じて、こんな対応もできたようです。今でも可能かな。
場所は、福用の茶畑か?。

続いて、名古屋のお座敷オロ12系。
直通おおいかわとして、7月27日に名古屋から大井川鐵道へ直通運転を行ったときの様子。
懐かしいオープン展望車ですね。

続くは、SL運転7周年記念もの。
7月9日には7周年、8月6日には、77万7777人の乗車を迎えた。7の専用ヘッドマークが掲出されました。
抜里かの築堤かな、違うかな。

最後は、サロンエクスプレスの東京からの直通列車。
鉄道ジャーナル誌の20周年記念ミステリー列車だった。
国鉄ではEF5888が牽引してきました。

SE車と並んだり、こんな編成が入線してくると・・。どれも、凄かった。

今は、もうJRとの連絡線が無いですね。確か。




スイス姉妹鉄道6周年記念乗車券6枚 S58.12.12..




スイスはブリエンツ ロートホルン鉄道との姉妹提携から6周年を記念したもの。
大井川鐵道で、4月3日に運転された特別列車の様子や、姉妹都市鉄道の様子が紹介されました。

このスイスの鉄道も、急勾配やSL運転等、大井川鐵道と同じような環境なんですね。




森林鉄道井川線千頭沢間開通50周年記念乗車券6枚 S58.12.26.



井川線千頭沢間間が開通して50周年を記念した切符。
昭和8年からダム建設で牽かれた鉄路で、建設後は、木材運搬で使用されていた。
以前は、沢間から寸又峡の方へも伸びていたらしい。
昭和34年からは、旅客営業も始まった。

写真では、元々の目的だあた木材輸送や建設されたダムとともに、
旅客運用の紹介や、モーターカーや閉塞機が紹介されている。




さよなら貨物列車記念乗車券6枚 S59.2.10.



元々、貨物輸送が主力だったここ大井川鐵道。
車社会の到来で、昭和58年9月、金谷千頭間においてその任務を終えた。
さよなら貨物列車と題したこの記念切符では、懐かしいその姿が紹介されています。

写真では、第2橋梁での混合列車、福用付近でのE100形牽引の貨物列車、
多分、抜里付近を走る後方に井川線用の小ぶりな貨車を連結した井川線併結貨物列車、金谷における国鉄との授受の様子、
新金谷金谷間で走ったいろいろな貨車の貨物列車、第4橋梁を渡るSLの回送列車が紹介された。

かつては、千頭のみに転車台があったため、写真のように逆向きになったSLの方向転換を行うには、
千頭まで回送する必要があった。

とにかく、懐かしい写真ですね。




井川線SL撮影会記念乗車券6枚 S59.3.25.



昭和58年、全般検査にてコッペル社SLを井川線サイズに改装、
翌3月25日には井川線において、SLの撮影会が開催された時の記念切符。

当初からディーゼル機関車での運用だった井川線へのSL入線の希望が強かったという。

写真では、両国の吊橋の下あたりや、土本の橋梁、長島ダムでルート変更になった川根市代駅付近の橋梁、
閑蔵付近のから松林、井川付近での撮影が紹介されています。

井川駅での様子だと、のんびりと撮影会が行われたようですね。




SL結婚式列車記念乗車券4枚 S59.4.29.



昭和59年26日、大井川鐵道では結婚式貸切SL列車の運転を始めた。
お座敷と展望車を連結した編成は、今も同じようですね。

この展望車において挙式があげられるようです。
この頃の費用で、50名で60〜100万円だったといいます。

SLの写真は、抜里での前後のようですね。




南アルプス国立公園20周年記念乗車券 S59.6.1.




南アルプス国立公園20周年を記念した大きいサイズの記念切符。
南アルプスと井川線で走る1形SLが紹介されており、
現在は水没した川根唐沢駅が撮影地となっている。




SL公園OPEN記念乗車券(お茶の葉入り) S59.7.1. 
2017.6.25.追記



千頭のSL公園のOPENを記念した乗車券。
当時のSLがなんだか中途半端に写っていますね。

なぜか、お茶の葉付きでした。




SL急行「かわね路」号乗車記念券C5644 S59.10.6. 
2017.6.25.追記



昭和59年10月6日に、
SL乗車100万人と突破したころに乗車記念として配られていた記念券。

第1橋梁を渡るC56−44号機が真横から撮られています。




千頭駅普通入場券 S59.10.19・20.



この頃の千頭駅の入場券。
1275形SLの写真です。

今でも、新金谷に展示してある機関車だったかな。




SL乗車100万人突破記念乗車券 S59.11.15.



ついに、SL100乗車万人を突破した記念の切符。
全8枚の冊子になったものです。

内容としては、昭和45年B6形の動態保存から始まり、
昭和48年のC12−164号機入線、
昭和51年の本線運転開始のC11−227号機(なぜか写真は218号機)、
スイスBRBとの姉妹鉄道、昭和54年のC56−44号機の日本への帰国、展望客車の新製と続き、
最後に、昭和59年10月6日にSL本線運転開始以来100万人目を迎えたことが、
C11−227とともに紹介されています。




ついに、SL乗車100万人を突破したSL列車。
この後も、いろいろな記念切符を発売しながら、
昭和から平成の時代へと移り変わっていきます。



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